ＫＵＳＡＢＩ通信　戻る

０9年夏号

まだ、暑い日が続きますね。お元気ですか。 エアコンを利用した快適さは、なんとも言えませんが、屋外機の騒音には注意が必要です。思わぬところで隣家に迷惑をかけてしまうこともあるので注意しましょう。 真空ガラスに交換！ 今年の冬に結露に悩む方から相談があり、結露対策として手軽な窓ガラスの交換をしました。使用したガラスは真空ガラスと言って2枚のガラスの間に0.2ミリの真空層を設けたガラスです。真空層が薄くガラス自体の厚さが、6.2ミリから10.2ミリ程度でおさまるので、既存のサッシュに取り付け可能なことが多く、手軽にリフォームできます。 おまけに断熱性で1枚ガラスの約4倍、一般的な複層ガラスの2倍と高性能で、紫外線カット率も高い優れもので夏冬通じて大きな効果を生み出します。 他のガラスと違うのは、真空層を保持する為にマイクロスペーサーが2枚のガラスの間に入っているので、一定間隔の点状のものが見えることと、真空にする為に空気を抜いた位置に小さな金属キャップがついているという特殊性はありますが、とても手軽にリフォームできるので、お勧めです。 なお、省エネ改修は所得税や固定資産税のリフォーム減税の対象にもなっています。 太陽光発電 新築住宅やリフォームの広告等で、よく目にする言葉です。太陽の光エネルギーを利用し、屋根等に設置された太陽電池パネルで電気(直流電力）を作ります。この電気を、パワーコンディショナーという装置を使って家庭で利用できる電気（交流電力）に変換して、様々な家電製品や照明などに使用する仕組みです。自然エネルギーの筆頭ともいえる太陽光から電気をつくる省エネシステムですが、価格が高いことが難点です。大分安くなってきており、補助金なども準備されていますが、もう少し安価になってくれるといいでしょう。またパワーコンデショナーから低周波の音がでていることで、体調に変化をきたす例もたまにあるようです。低周波の音は、年齢が低い人だけに聞き取れるもので、大人になると聞き取れなくなる特性があり、子供が影響を受けることもあるようです。後悔しない為にも設置場所には注意しましょう。 排水枡に木の根がはびこる 庭の雑草は、取っても取っても、ドンドン伸びて草取りが追いつきません。同じく、植木の根も土中をドンドン伸びています。ある日、トイレがつまった、流れないというような時に配水管の継ぎ目などから侵入した木の根が、栄養分を得てはびこっていることがたまにあります。庭に樹木の沢山ある住宅の方は、知識として知っておくといいでしょう。

●建築基準法講座 建築物の敷地と道路の関係 建築物の敷地は、原則として、道路に2ｍ以上接しなければならないという決まりがあります。変形敷地で、道路に接する長さが短くて2ｍ未満だったりすると、新築が出来ません。土地を取得したり、文筆する時などは注意が必要です。また、この「道路」という言葉も、道路法に定められた道路ということに注意が必要です。道路の形式を成していても、道路と認められていない場合があるので、事前確認が必要です。